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大人の矯正

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大人の矯正について

神経を取り除いた歯や金属冠が被った歯を抜歯することで、健康な歯が1本でも多く残るように矯正歯科治療を行った成人女性の症例です。

松原市在住の女性 (初診:34歳9か月)

治療前
治療後

 

治療前
治療前







 
治療前
治療前
治療前
治療後
治療後
治療後
治療後
治療後
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治療後
 

 私が自分の歯並びの悪さを自覚したのは小学校の高学年ごろだったと思います。しかし、特に歯磨きを熱心にするわけでもなく、歯医者と言えば、学校の検診で虫歯が見つかった時に通うというような感覚でした。

 ところが高校時代に親しい友人が歯列矯正を始め、以前より歯の手入れの大切さを意識するようになりました。
歯列矯正にも興味は有りましたが、高い費用、目立つ装置、友人が歯の痛みや、口内炎に苦しんでいる様子を目の当たりにして、その時は「歯列矯正をしたい」と親に言う気になれませんでした。当時、世間では、歯列矯正に適した時期は遅くても高校生くらいまでと言われていたように記憶しています。

 行動を起こせないまま、歯並びのコンプレックスを抱え続けていた私は、社会人になって、会社の後輩が矯正しているのを見て、「若ければ、大人でもまだ矯正できるんや!」と思いました。それでも、先ほどのような理由に加え、健康な歯を抜歯する事への抵抗など、様々な要因に、二の足を踏んでいるうちに30歳を過ぎました。すっかり「もう矯正できる時期を逸してしまった」と思い込んでいましたが、
歯に食べ物が挟まりやすくなって、歯磨きの時に大変手間がかかったり、強く噛むと痛む歯があるなど、以前より歯に不具合を感じる様になっていた私は、昔虫歯の治療をした小臼歯が大きく欠けてしまったことをきっかけに、歯列矯正について調べだしました。「この歯がもし、抜かれることになったら、ブリッジか入れ歯になるのだろうか。悪い歯並びのままこういう治療を受けるのであれば、いっそのこと、歯列矯正したほうが良いのではないか」と思ったのです。

 歯列矯正の治療といえば、保険がきかないので、見た目を美しくするための治療というイメージが強く、私自身もそう考えていたため、いまさら高額な費用をかけるのは贅沢ではないかと思い悩みましたが、調べて行くうちに、歯と歯茎が健康であれば、いくつになっても矯正ができること、矯正で歯並びを整えることが歯の健康や、噛み合わせの健康を保つために非常に有効であることが理解できました。
ネットの情報に頼っていましたので、様々な意見があり、中には偏った情報や、正しくないと思われる情報もありましたが、周り道をしながらも、大まかな矯正歯科治療の流れや、矯正歯科治療を標榜している歯科でも、専門でしておられ、認定医の資格をもっておられるところと、そうで無い所があるというようなことも知ることが出来ました。

 そうして、34歳にして、ついに歯列矯正の治療を受ける決心をした私が、くしま矯正歯科にお世話になろうと思った決め手は治療方針でした。成人が歯列矯正をするときには親不知がまず抜歯対象になるようですが、ネットで調べているうちに、大臼歯の状態が悪い場合、その悪い大臼歯を抜いて、親不知を大臼歯の代わりに噛み合わせに参加させるというケースがあると知りました。私は上顎の右側の第1大臼歯が、虫歯の治療で神経を抜いた銀歯であまり調子が良くなく違和感があり、出来る事なら、神経のない強くない歯よりも、良い状態の親不知を残したいと思ったのです。しかし、その親不知は横向きに生えていて、歯冠の3分の2ほどは歯茎に埋もれており、軽い虫歯になっていました。

 くしま矯正歯科を含め、信頼のおける3軒の矯正歯科に相談に行きましたが、1軒は、「大臼歯を抜歯するような治療方針はとらない」、もう1軒は「親不知を使うことはあるが、あなたのように歪んで生えている親不知は使えない」という回答でした。
 くしま矯正歯科の院長先生の治療方針は「神経のない第1大臼歯を抜歯して、その位置に第2大臼歯を移動させ、虫歯治療を済ませた親不知を第2大臼歯があった場所に移動させる」というもので、「歪んで歯茎に埋もれている親不知も、1年後には第2大臼歯の有った場所に、きちんと収まっているでしょう。」とのことでした。専門医で数多くの経験を積んでらっしゃる先生なので、安心してお任せすることにしました。矯正歯科によって治療方針が違うことが良く分かる経験でした。

 診断によると、私は顎が小さく、その割に奥歯が大きいせいで歯が並び切れなかったそうです。
治療を始めるに当たり、親不知3本と、下顎の第1小臼歯2本、そして上顎は、虫歯治療で銀歯になった第2小臼歯2本、そして神経のない銀歯の第1大臼歯を、本来抜くはずの親不知の代わりに抜歯しました。計8本です。抜歯は気が重いものでした。しかし、弱い歯を選んで抜いてもらい、健康な下顎の2本の小臼歯の抜歯も、ほかの良い歯を健康な状態で保つために、必要で有ることが理解できたので、前向きになることが出来ました。今となっては、虫歯や歯周病になるリスクの高い親不知を良い機会に処置でき、弱い歯も無くなったので喜んでいます。

 最初、歯の重なり、ねじれがひどかったので、ブラケットを付けることの出来ない歯が5本あり、ワイヤーが唇からはみ出る部分もあるような状態からのスタートでした。移動の可能な歯からコツコツと根気強く地道に動かしていくのだなぁと思いました。「あなたは歯列の乱れが強いので、痛みもかなり強いかもしれません」と先生に言われましたが、実際は我慢できないほどの痛みではありませんでした。痛みには個人差や治療への意欲の強さも関係しているのだろうと思いました。
 装置もブラケットを透明なものにしたので目立たず、付け心地も思ったほど不快ではなく、かなり身構えていた私は、正直「思っていたより楽だ」と思いました。装置が当たることによってできる口内炎もほとんどできませんでした。ただ、予想外だったのは、ご飯を食べる時にワイヤーと歯の間にものすごく食べ物がつまってしまうことでした。食いしん坊の私はこれには、ちょっと参りました。

 だいたい、3週間から1カ月に1回ほどのペースで調整をしてもらうのですが、その後2、3日は痛みや違和感がありました。しかし、そのうちに痛みはなくなります。このサイクルの繰り返しです。
 私の場合は、ご飯が食べられないということはなかったのですが、逆に何でも食べるので硬い物を噛んでしまい、装置をよく外してしまいました。最初のうちは、そのような理由で予約の日以外にも良くお世話になりました。くしま矯正歯科ではこのような突発的なことでもすぐ対応して頂けるので大変助かりました。

 今まで、悪いなりに収まって噛み合っていた歯を動かしていくので、一時的に噛み合わせの具合が前より悪くなった時もありましたが、それも一過性のもので、半年の間に歯並びが劇的に良くなりました。まだ治療が始まったばかりなのに、きれいになってきたねと、人から声を掛けられることもありました。この頃は自分でもその変化がうれしくて、毎日鏡で歯の変化を見るのがとても楽しみでした。痛みはこの時期が一番強かったのですが、良い変化が目に見えて分かる分、苦痛に感じませんでした。1年後には院長先生がおっしゃっていた通りに、親不知もきちんとまっすぐ生えて奥歯の位置に収まり、ほぼ快適な噛み合わせになりました。

 そして、歯並びが良くなったことで、歯ブラシが歯の生え際に届きやすくなったため、歯周ポケットが改善されました。かかり付けの歯科医で検査をしてもらった時に結果が数値ではっきり表れたことで、〔歯並びの良さは歯を健康に保つ上で有利な条件〕ということを実感した出来事でした。また、狭いV字型だった歯列弓が、きれいなU字型になったおかげで、今まで常に舌に歯が当たっていた状態から、口内が広々とした感覚になりました。以前はよく舌を噛んだり、口の粘膜を歯で傷つけていましたが、そういう事がなくなり、口内炎になることも減りました。

 また、奥歯の噛み合わせが良くなったので、ご飯も以前よりよく噛んで食べられる様になり、顎も疲れにくくなりました。顔のゆがみが少なくなり、顔つきも変わり、横顔もきれいになりました。また、主人から「前はものすごく歯ぎしりをしていたけど、最近しなくなったなぁ」と言われました。そして歯並びへのコンプレックスがなくなり、装置を付けているにも関わらず、口を大きく開けて自然に笑う事ができる様になりました。歯列矯正は終わるまでは我慢の連続の様に思われるかもしれませんが、治療の開始直後から、先ほど上げたような良い変化が続々と現れてくるので、変化に気付ければ、治療中も楽しく過ごせるのではないでしょうか。

 その後は抜歯による隙間を閉じて行き、時間をかけて健康的で理想的な歯並び、噛み合わせになる様に微調整を繰り返して行きました。私の場合、もともと正中が右に寄っていた事、状態の悪い歯を中心に抜いている事、親不知を奥歯変わりに使っている事もあり、見た目を整え、噛み合わせを安定させるために、より細やかな調整が必要でした。主に私の治療を担当して下さった和彦先生は調整の度に、歯の状態についてよく尋ねて下さり、私の希望や疑問をよく聞いて答えて下さいました。また、院長先生も度々私の歯の状態をチェックしてくださいました。お二人とも、私の歯並びの改善状況をとても喜んでくださり、また私のどんな質問にも丁寧に答えて下さったので、治療に取り組む上で大きな励みになり、また、安心することができたので、とても有難かったです。自分に合った、良い矯正歯科で治療を受けることができて本当に良かったです。

 治療開始から約三年半後、ブラケットを外した時は、思った以上にきれいな歯になっていてびっくりしました。友達や知人にも、「きれいな歯並びになって、歯自体もとてもきれいになったね」と感心されました。調整の時に、いつも先生や衛生士さんに歯の手入れをして頂いたおかげです。
 ただ、ちょっぴり悔やまれるのは、バンドを嵌めていた、奥歯の部分に少し虫歯を作ってしまったことです。歯磨きには、普通の歯ブラシに加え、ワンタフト歯ブラシや歯間ブラシも使い、とても気をつけていたつもりですが、奥歯にはバンドが付いているので、歯ブラシがどうしても当たりにくかったようです。
 今思えば、甘い物も結構食べていたので、そういう部分も気を付けていたら良かったなぁと思います。しかし、以前の歯並びのままで過ごしていたら、もしかしたらもっとひどい虫歯になっていたかもしれません。今は歯並びが良くなったので歯磨きもしやすく、歯の状態もよく見ることが出来ます。
 以前はコンプレックスだった歯は、矯正歯科治療を受けたことで、大切な宝物になりました。見た目もきれいになり、良く噛めるようになった歯を一生良い状態に保つために、これからもお手入れを頑張って行きたいと思っています。